昨夜は、Blue Note Tokyoで“LEE RITENOUR & DAVE GRUSIN”でした。40数年ぶりでしょうか....?
当時Fusionブーム全盛で二十歳くらいでしたので、忘れられないギタリストの一人です。それくらいぶりですので、リトナーさんのエフェクトボードにも興味津々です。
そこで今回は、次回へ続く事にはなった“ホントのエフェクトボード最終形”の参考に、リトナーさんのエフェクトボードを私なりに考察したいと思います。
今回は、最近の曲なのか?16や8beatなど、殆どありません。初めの2曲も6/8、お次も3/4Swing系と言った感じです。かなりリラックスされた内容でした。
でも、お使いのギターは、2本ともソリッド系です! メインは、おそらくSadowsky?のH-S-Hタイプ。(初めて見るナチュラルなギターで、ヘッドの形から推察)そして、もう1本はいつもの鮮やかな虎目チェリーサンバーストのCustom Shop製?の'59LPモデルか?と。
ざっくりですが、アンプシステムは、MESA/RectifierヘッドにMESAのキャビ×1、Fender/TwinRev×2。おそらく、センターのMESAのキャビが“Dry”で、Fender/TwinRevが“Wet”の3Wayシステムと思われます。
(って事は、4ケーブル・メソッドな接続か?)
そして、肝心のエフェクトボード。
背面の画で、すみません。
この画像が、限界で....。💦
なんと、PedalTrain Classic2と言うコンパクトさ!
tc.electronic/PLETHORA X5(マルチエフェクター)を核に以下のモノがループ端子も含めて、繋がれているようです。接続順は、不明....。
APHEX/PUNCH FACTORY(オプティカルコンプ)
RODENBERG/SL-OD (おそらく、スティーブ・ルカサー で有名になったオーバードライブ?)
Xotic/Super Clean(バッファ・ブースター)
Xotic/XW-1(ワウ)
Xotic/XVP(ボリュームペダル)
BOSS/NS-1(ノイズゲート)
と、お見受け致します。
歪みに関しては、MESA/Rectifierも絡んでくる?と思いますが、本編では、7約割はクリーンサウンド系でした。
コーラス系も美しくかけてる音が多く、流石“tc.electronic”と言った感じでした。コイツを司令塔に音色切替と空間系を任せるのはありだな!とも思います。
また、今回のベーシストのMelvin Davis氏が、強烈でした! ああ、勿論イイ意味で!
座席が一番前で、彼の横くらいの位置関係。
もう、低音がビシビシきます!
ご覧の2本を使い分けて、エフェクトもかなり切り替えておりました。(7弦と5弦!)
(ミュートロンのオートワウも飛びだす!)
スラップ系の時は、マーカス・ミラーな音色で、それもかなり印象に残ります。
今まででしたら、エイブラハム・ラボリエル氏だったでしょうが、彼に勝るとも劣らないスーパーベーシスト。(黒いグラサン、ボブサップ?の様な体格で強面ですが、実は優しそうでアンサンブルを強力に牽引していました。)
最後に、私からは一番遠い所にいらっしゃったデイブ・グルーシンさんは、御年88歳。
静かに弾くキーボードは、もう完璧な燻銀の世界! かと言って、歳を感じさせない、ミュージシャンの鑑でございました!
来年また来日されるのであれば、また是非拝見したいと思います。